『愛のバビロン』
作詞/織巴まどか・作曲/わたなべまき
体なんて持たなければ
ひとつでいられたのにね
国になんて分けなければ
みんな同じだったのにね
誰のものでもない空と
あたたかな大地に
線引いて奪い合った
それはなんのため?
正しく強くあろうとする
君を愛しいと思うけれど
不器用なその腕の中
なにを抱きしめ震えるの
ねえ 僕ら
ひとりひとり
ちがうのは
比べるためでもなく
争うためでもない
ただ お互いの
美しさ知るため
君と僕が
分かたれたのは
神の怒りに触れて
堕とされたからじゃない
ただ 鏡のように
映しあうため
素晴らしき世界を
大事にして守らなければ
失う痛みもなかったね
言葉がちがう色がちがう
でも同じものでできてる
名前をつけてルールを決めて
意味と価値を定めても
この体とこの心に
境界線はみつかるかい?
僕たちは皆
バビロンの子供
愛のくにに住み
愛のことばを話す
ねえ もう
そんな顔をしないでよ
ねえ もういちど
手をつなごう?
僕ら
ひとりひとり
ちがうのは
傷つくためでもなく
支配するためでもない
ただ お互いの
美しさ知るため
君と僕が
分かたれたのは
神の怒りに触れて
堕とされたからじゃない
ただ 鏡のように
映しあうため
素晴らしき世界
愛に満ちた世界を
作詞 織巴まどかさんからのコメント
「バビロン」とは、聖書に出てくる「バベルの塔」が建てられた土地の名前です。「バベルの塔」の逸話から、人間の傲慢さやディスコミュニケーションの象徴のように使われる、実はあまり良い意味を持たない言葉なんです。
でも、私たちがひとりひとり別々の体・感情・思考を持って、この世界に生まれてきたのは、本当にこの「分離」を嘆いたり争ったりするためなんでしょうか?そんなメッセージを片隅に、書いた曲だったりします。
爽やかなサウンドが個人的に大好き。
2019年8月に制作・発表
思い切り爽やかな正統派サウンドが作りたいなぁ、と思いました
ちょうど、既に織巴まどかさんからご提供いただいていた、詞案「愛のバビロン」があり、作曲に着手しました。
曲調のイメージが決まっていたというのもありますが、特に何も考えずに思いつくままにメロディを乗せていったらとてもうまくハマっていって、するすると作曲できた印象です。
すでに言葉に力が宿っていたのかもしれません。
■1st Full Album『わたしを、生きる』に収録されています‼
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■まもなくMVも公開予定です‼
各曲の詳しい紹介はこちら
- №1 燃えるキリンの夜
- №2 Voice
- №3 一歩
- №4 Rain World
- №5 ゆれて生きて
- №6 輝くいまがあるから
- №7 あなたなしで
- №8 メリーゴーランド
- №9 Elias歌劇団のテーマ~私たちの物語~
- №10 エーテル
- №11 愛のバビロン
- №12 線と線
- №13 オニオンリング
- №14 幕は下りたまま