私自身これまでボイトレをしてきて、
またボイトレをしている人を見てきて、
一つ思うことがあります。
歌が上手くなりたいと頑張っている多くの人が
自分の欠点についてばかり考えている
ということ。
「ピッチが正確じゃない」
「高い音がでない」
「綺麗な声が出ない」
多くの人は、誰かの歌声に憧れてボイトレを始めていたりします。
あの人のような声になりたい。
自分の欠点を克服したい。
という思いからボイトレを始めることが多いのです。
そして、自分の欠点を悩みつづけ、
少しずつボイトレを続けるのが辛くなってしまっています。
歌が好きなのに・・・
どうして私はこんな声なんだろう・・・
どうしてあの人のように歌えないんだろう・・・
歌、向いてないのかな(´;ω;`)
もしあなたがそう思ってしまっている。
もしくは、
そうなってしまいそうだったら。
いったんその悩みをリリースしてみませんか?
「ピッチが正確じゃない」
→カラオケで満点採ることが目標じゃない、少しぐらいズレてもしょーがない!
「高い音が出ない」
→みんなそんなに高い声ばっかり聴きたいわけじゃないよ?キー下げちゃえ!
「綺麗な声が出ない」
→声は声。あとは好みの話。綺麗とか汚いとか基準なんてないよ!!
分かります。
ずっと悩み続けてきたことを、
こんな風に簡単にリリースするのは難しいですよね。
でも、
とにかくやってみて。
一度、試してみて下さい。
そして、
完全に悩みをリリースできても、
できなくてもいいので。
今度は次のことを、
全力でやってほしい!
それは、
あなたの魅力って何?
これを全力で探すこと!!!!
歌が楽しいなぁ、
って思っていたとき、
きっと歌っている自分が好きだったはず。
歌を歌っている時は、
みんな少しは自分に酔っているはずです?
さぁ、考えましょ!!!
自分の声の好きなとこ。
自信があるとこ。
「低い音は気持ちよく出せる」
「リズム感があるのでアップテンポの曲が得意」
「歌ってるときの笑顔がいいって言われる」
「他人にはないハスキー声」
「ビブラートが綺麗って褒められた」
「肺活量はあるのでロングトーンは自信あり」
「ハモるのが本当に好き」
「英語の発音」
「ハミングなら綺麗に歌える」
「歌っていうかMCで盛り上げられる」
「●●(アーティスト)への愛は誰にも負けない!」
どうでしょうか。
見つけられない、なんてことないハズです。
どんなことでもよいのです。
自分が得意なこと、既に手にしているものは、
必ず、
必ず、
必ず、
あります。
そこに、
全力で光を当てて欲しいのです。
もちろん、
欠点を見つけてそれを改善しようすることは、悪いことではありません。
必要なことだとは思います。
でも欠点について悩み考えるなら、
その時間と同じくらい、
いやいやいやそれ以上に。
自分の魅力は何か。
どうしたらその良さをお客さんに伝えられるか。
こっちを必死に考えて欲しいなーと思います。
なぜなら、
その人の魅力は、
その人の欠点を消します。
これマジです。
私はこれまでオープンマイクにあちこち出掛けて、
色んなアーティストさんの演奏を聴いたのですけど。
そのなかに、絶大な自信を持ってパフォーマンスする方が何人かいらっしゃいました。
そういう方々の、
ピッチがどーだったとか、
リズム感がどーだったとか、
そんな技術的なことはあまり覚えてません。
でも最高のパフォーマンスでした。
そういう方には、
歌が「上手い」だの「下手」だの。
そんな評価は陳腐にしか聞こえないんですよね。
ただただ、
その人の魅力が溢れてて。
その人が、
音楽をとおして自分自身を心から愛してるのがすごく伝わってきて。
そんなカッコいいアーティストのライブに、
人はお金を払って行くのではないでしょうか??
そういうものだと思っています。
なので、ボイトレを通して自分が嫌いになるなんてことは絶対にあってはならない。
ボイトレは、もっともっと自分のことを好きになるためにするのです。
さぁ、みんな。
自分大好き!
全開で。
Let’s SING!!!
さて・・・・
長くなりましたが・・・・
そんな私。
この度・・・・
♪ボイトレ業~は~じめました~♪
ブログに書いていることに限らず、
私がボイトレを通じて感じたことや経験を、
皆さんにお伝えしていきたい(*´ω`*)
あなたの声にツヤを出すための発声練習はもちろん取り入れていきます!
そしてそれ以上に
「その曲をとおしてあなたをどう表現していくか」
にフォーカスしていきます。
レッスンをとおして、
「あなたの魅力探しをする」
こちらにも全力を注ぎたいと思います。
今回こうして記事に書いたことは、
今現在のわたなべまきの想いです。
この想いを胸に、
色んな生徒さんと出会って、
またどんな変化が起こるのか。
とっても楽しみです!
(*´∀`)
というわけで、
インストラクターとしての
わたなべまきも、どうぞよろしくお願いします。