「自分の歌声が好きになれません・・」
分かりますよ。
私もそうでしたから。
というわけで、
今回のテーマはこちらです。
「自分の声が嫌い」というあなたへ伝えたい
目次
・・・かくゆう私も、
自分の声が嫌いでした。
好きなアーティストの曲を聴きながら、
一緒に歌ったりすることってありますよね。
今もやりますけど、
学生の頃は毎日、
好きな曲に合わせて、
部屋で歌っていた私。
鬼束ちひろさん
Salyuさん
アンジェラアキさん・・・
など
やっぱり自分も歌いやすい、女性アーティストが多かったですね。
曲に合わせて歌っていると、
好きなアーティストの声と、
自分の声が両方耳に入ってきます。
そうすると、ちょっと自分が歌ウマになった気がしたんですね~。
しかも、
「このアーティストと声質近いかな…」
なんて錯覚までしてしまったり。汗
ところが、
ある時、自分が歌っている声が録音されたのを聴いて愕然とします…
な、ナニ?
この可愛らしくもなく、
透明感もなく、
色っぽさもなく、
ガサツで、
オバサンみたいな声・・・・
(;; ゚Д゚)
あまりのショックで・・・
もう、自分の声を全否定しましたね(笑)
私の歌声、もっと素敵にならないかな。
歌の技術がないからいけないのかな。
そんなこともあって、
ボイトレに通い始めたんです。
当時は、
これで自分の声も変わる!?
と期待していました。
残念ながらボイトレでは声質かわりません
しかし、これが・・・
変わらないんですよ。
ボイトレ通ったところで、
大好きな鬼束ちひろの声にも、
切ない絢香さんの声にも、
透明感のあるSalyuさんの声にも、
大人な雰囲気のアンジェラ・アキさんの声にも、
パワフルなMISIAさんの声にも、
ならん!!!!
ま、先にはっきり申し上げますと、
ボイトレというのは、
「自分の本来の声」を出すために、
自分の身体を楽器として上手に使うためのトレーニングです。
自分の声を磨くわけ。
だからいい声にはなります!
でも自分好みかどうかは別。
「自分の声を磨いたら大好きな鬼束ちひろさんの声になれました」
そんなことあるかー!
モノマネ養成所へいけー!
結局、私の声は私の声、
なのです。
その後、歌はやっぱり好きで続けていたものですから、
ライブなんかにも出るようになっていったんですが、
共演者でも音楽仲間でも、
素敵な声の人に出会う度に、
「ああ、羨ましいなぁ、それに比べ私の声は…。ていうか、この人の後に私歌いたくない、帰りたい( ノД`)ウジウジウジ」
こんなことの繰り返しでした。
それでも自分の声は好きになります
でも、
そんな私も、
いつしか「自分の声嫌い」
を克服することができたんです。
はい、今は・・・
自分の声、大好きです(笑)
なんかね、
自分でいうのもなんですが、
私の声って癒されるんですよ(笑)
うん、
他でもない「私」が、
「私の声」に癒されるんです。
もうずっと聴いていたいくらいです。
(おい 笑)
では、
なぜ好きになれたのか。
次でご紹介いたします!
私はこれをやって、克服できました!
自分の声を録音する、そして何度も聴く
まずは本当に、これだと思います。
行動としては、この一択ではないかと思うくらい、必須だと思います。
いや、嫌いなんだからさ…
聴くの嫌だし、ますます嫌いになるわ…。
頼む、そこは、
乗り越えてほしい・・・( ノД`)
とにかく自分の声に慣れること
反射的に自分の声が「嫌だ」と感じるのは、
自分の声に違和感があるからです。
「こんな声なハズじゃなかったのに…」
ショックで、客観的な声の良し悪しが分からなくなっているのだと思います。
また、
「冷静に聴いても自分の声が好みじゃない!」
と思ったとしても、
先に述べたとおり、それが自分の声なんですよ。
好き嫌いは置いておいて、まずはそれを受け入れてください。
そこからがスタートなんです。
(というか、多分嫌いじゃないんですよ…。なんだかんだで、一番長い間付き合ってきたその声。自分の声を受け入れられたら、絶対好きなハズなんですよ。←ここ核心だよ)
さて、
私はこんなのを録音してましたよ。
ボイトレのレッスンを丸ごと録音
ボイトレのレッスンをまるまる録音していました。
ボイトレ受けている方は是非やってください。ていうか必須!!
レッスンだと、歌うことに一生懸命になっています。結構ボイストレーナーが言ったことを聞き逃していたりするんですよね。後から聞き直すことで、勉強になることが沢山ありました。
また、レッスンでは自分の声は内声で聴きますよね。
録音の場合は、トレーナーからのアドバイスと、それを受けて発声した自分の声を「客観的に」聴けます。これは、自分の耳を鍛えるのにも超効果的なんです!
レッスンだと、自分の歌声の他に、自分の話し声も聴くハメになりますしね。
ライブに向けたスタジオ練の演奏を録音
年に数回はライブをしていましたので、
音楽仲間とライブに向けた練習をスタジオでやることがあります。
その時に、
終わったあと音源をシェアするためによく録音していました。
これも自分のアラばっかり気になって嫌だったのですが、
逆に音楽仲間から「ここが良かった」「ここの声の張り上げいい」などと励ましてくれることもあります。単純に嬉しいですよね。
「自分の声を客観的に聴くと同時に、それについて他人から褒められる」という経験は確実にプラスになっていきましたね。
オープンマイクやライブ演奏を録音
私は2年前から、オープンマイクやライブなど、人前で歌う機会をかなり増やしました。
で、極力そういう時は、ボイスレコーダーだったりスマホだったりで、音源取るようにしました。
オープンマイクはともかく、ライブ音源はね・・・。
終わったあと中々聴けないものですけどね・・・聴くのが怖いというか。
でも、すぐに聴けなくてもいいので、とりあえず録音しておくこと。ライブ音源って本当に宝物ですからね。
そして、気が向いた時でいいから、とにかく聴きましょう。
気持ちよく歌える一曲を見つけて自分の定番曲にする
録音すること以外に思いつくのは、これぐらいかなぁ。
技術的なこと一切気にせず、
この曲なら気持ちよく感情をこめて歌える~!
って曲、ありませんか?
簡単な曲でよいのです。
自分が心から好きな曲がいいです。
または、よく人から褒められる曲でもいいですよ。
気持ちよく歌える一曲をみつけたら、それを継続的に歌っていくといいです。
例えばライブの一番最後は、必ずその曲にするとか。
カラオケの一番最後は、その曲で締めるとか。
オリジナル曲がある方は、私といえばコレ!という一曲を決める。
同じ曲を何度も歌うと慣れてくるので、
ヘンに気張ることなく歌えるようになっていきます。
そしてクオリティも上がっていきます。
できればそれも録音して、継続的に聴くこと。
当たり前ですが、
気持ちよく歌っている自分の声を聴く時間を増やしたほうが「嫌い」克服につながりやすいです。
さらに、
「あ、私ってこういう曲が合うんだな…」
「このフレーズ歌っているとき、いい声してるな…」
と、よい部分にも気づいていくことができます。
「歌いたい」=「自分の歌声が好き」なんですよ
最後はちょっと精神論っぽくなってしまうのですがお許しください。
色々書きましたが、
あなたは自分の声が好きです。
なぜなら「歌いたい」と思っている人だからです。
過去に、
歌っていて気持ちいな~楽しいな~
と思ったことがあるから、
歌いたいんですよね。
「歌いたい」
それは、あなた自身が、
あなたの声を聴きたがっているからなんですよ。
それを忘れないで!
変に上手な人の声とか聴いて、
いらない劣等感を持つ必要はないですからね。
あなたには、
あなたにしか出せない声があるのです!!
その声を探しましょう。
ということでまずは、
強制的に「耳」に自分の声を聴かせるところから!(笑)
レッツ録音!!!